Elves
Steve Medanic
1st Place at StarCityGames.com Legacy Open on 9/7/2014


Creatures (28)
1 《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers》
1 《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
4 《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4 《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
2 《遺産のドルイド/Heritage Druid》
2 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
2 《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel》
3 《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
1 《再利用の賢者/Reclamation Sage》
1 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4 《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
1 《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed》
2 《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》

Lands (17)
2 《森/Forest》
2 《Bayou》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1 《Taiga》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》

Spells (15)
4 《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4 《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
4 《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
3 《自然の秩序/Natural Order》

Sideboard
4 《血染めの月/Blood Moon》
3 《突然の衰微/Abrupt Decay》
1 《大祖始/Progenitus》
3 《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1 《自然の秩序/Natural Order》
3 《思考囲い/Thoughtseize》

http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=72577


++++++++++++++++++++++++++++++++++

最初につっこみたいのは「なんでギタ調入ってるの?」ですね。緑の呪文じゃないからイラクサの歩哨が起きるわけでもなく、クリーチャー呪文じゃないから垣間見る自然で追加1ドローできるわけでもありません。ストームデッキでなければ若き紅蓮術士が入ってるわけでもない。マナレスイチョリッドでなければWillの餌にもならない。強いて言えばサイド後の陰謀団式療法とシナジーがありますが、サイド後に真っ先に抜ける候補だと思えます。ギタ調が弱いカードだとは言いませんが、エルフデッキだと額面通りの効果しか発揮しません…よね?誰か理由が分かる方教えてください。

このレシピの特徴的な点の2つ目はサイドの月ですね。というよりこちらのほうが革新的。流行りのエルフは基本地形が2〜3枚しか入らないため月の影響を受ける側にいます。先日ドラゴンストンピィに1killかまされましたし。ですが1枚でも基本の森を出せると拘束から突破できます。クウィリーオン・レインジャーとラノワールのエルフ、そしてそれをサーチできる緑の太陽の頂点のおかげです。エルフ側が受ける被害も大きいですが、それ以上に壊滅的にぶっささるデッキのほうが多いための採用でしょう。古くは冬の宝珠を入れたタイプもありましたしその発展系ってことでしょうか。しかし4積みは殺意高いなぁ。

コメント

蟲とーくんの中のフレンズ
2014年9月8日23:47

月って何に強いんですかね?

運び屋
2014年9月9日19:41

>蟲とーくんの中の人@北上Love勢さん
ぶっちゃけ分からないです。わりとまじで。

血染めの月は強いか弱いかで言えば強いカードです。しかし今の環境に適した強さなのか、エルフが強く使えるデッキなのか、どのデッキに対してサイドインするのか正直分かりません。そして知りたいです。

初見殺しの効果は間違いなくあります。が、ネットでレシピで公開された後は効力が激減します。それどころか普通はトーナメントが進むにつれシークレットテクって知れ渡っちゃいます。噂として広まっちゃう。Top8に進出したころには他の全員知っててもおかしくないです。大会によっては対戦が始まる前にデッキリストの交換をする場合もありますし。

つぎにロック目的で投入できるかですがほとんどできません。エルフはドラゴンストンピィと違い1ターン目に3マナにジャンプできません。よくて2ターン目。よって先攻後攻どちらでも1度はフェッチの起動を許します。その間に基本地形を1枚はサーチされてしまいます。ソフトロックはできますが完封はできません。

減速目的なら効果があります。しかしエルフも同様に減速します。相手の減速が甚大で、エルフの減速が軽微なら意味はあります。効力の大きさに関しては実際に試してみないと分からないです。ですがすこし有利になる程度の効力だったらもっと劇的に効果のあるカードをサイドに取りたいです。

ならメタ的にどうか。今回のSCGのTop16の分布は以下の通りです。デッキリストの土地構成でおおまかに三段階評価してみました。

△:Elves
×:Death and Taxes
△:Esper Stoneblade
×:Death And Taxes
×:Sneak and Show
○:BUG Delver
○:Esper Deathblade
×:U/W Miracles

○:BUG Delver
△:Elves
○;RUG Delver
○:RUG Delver
△:Lands
△:Ad Nauseam Tendrils
×:Omni-Tell
○:U/W/R Delver

○:特殊地形しか入っていない。
△:基本地形が少数ながら入っている。
×:基本地形を多く含み影響が少ない。

注目したのはあくまで土地構成のみです。Landsは森が1枚だけ入っていますが実際にはエンチャント除去の少なさから完封までもっていけると思います。逆に特殊地形だけの構成だとしてもテンポにはカウンターを構える余裕を与えます。

分布とマナ基盤だけ見ればテンポデッキには効果がありそうです。割合にして6/16です。マストカウンターを増やすという考え方もあるかもしれません。ただし月を4枚もサイドから入れたら垣間見る自然が間違いなく弱くなります。テンポ側から見てそう見えないかもしれませんが、エルフ側からすると自然がマスカンじゃなくなります。そしてエルフにとってテンポデッキは専用にサイドを4枚も取らないといけない相手なのかも疑問です。ルーリク・サーとウーズがメインに入っていますしね。

以上をまとめまして自分としてはエルフの月が強い気がしません。しいて言うなら初見殺しかテンポデッキ対策です。ですが4枚入れて結果を残しているので何かしらの強みがあるんだと思います。残念ながら自分にはそれ以上のことが分からないです。



蟲とーくんの中の人さんは何か分かります??

蟲とーくんの中のフレンズ
2014年9月10日23:41

メインにルーリク入っていますし、よっぽどテンポ殺したかったんでしょうね。

出れば勝ちですし、ほかのコンボはハンデスでメタれますし。

テンポ→衰微、月でメタ
ビート→衰微、大祖始でメタ
コンボ→ハンデスとルーリクでメタ
コントロール→大祖始で頑張る(勝てるとは言ってない)

みたいな感じですかね。

エルフ相手には土地のケアしないみたいな固定観念があったので、これで相手の動きが鈍くなりますね。

ちょくちょく大会やフリプで見せると効果がありそうです。


ギタ調は当日デッキ作ったけど、イラクサと遺産足りなかったとかの理由だと思います。

さすがに弱い。


エルフは情報戦が大切なデッキなので、良いブラフの種になりますね。

運び屋
2014年9月11日1:12

>蟲とーくんの中の人さん
本文より長いコメント書き出してみたら「あれ、以外と使いどころあるじゃん」と思えてきたり。いい思考の整理になりました。改めましてコメントありがとうございます。

>コントロール→大祖始で頑張る(勝てるとは言ってない)
これですよねー。真新しいサイドボードを見て「ついにミラクルを殺すカードが見つかったか!」と意気込んだら「いや、ミラクルは月を使う側じゃん…」と肩を落としたという。そこで変なバイアスがかかって使えないカードと思い込んだようです。反省。

実際、エルフに対して土地ケアを意識することは少ないでしょう。またエンチャント割りをわざわざ入れることもしません。なぜならエルフの勝ち筋に非生物の置物が含まれないからです。ですので不意打ち、ブラフとしては十分有用に思えます。ただしゴルチャだけは勘弁な!

あとギタ調はそっとしておいてあげてくださいwさすがにこれは掘り下げる気もないです。

古鳩
古鳩
2014年9月12日22:22

SCGのニュースレターで若干解説されてましたよ。
ギタ調は手札にNO等のパワフルなカードがある時に前方確認できるのはスロットを割く価値がある。とのことです。ホンマかいなw

運び屋
2014年9月12日23:29

>古鳩さん
貴重な情報ありがとうございます。ニュースレターなんてのもあるんですね。興味はありますが英語読めないからなー(苦笑)

ギタ調に関してはやっぱり否定的です。前方確認がしたいのならまだ思考囲いをメインに積んだほうがいい気がします。エルフってメインで相手に干渉する手段がほぼないので、相手の手札を見ても情報を活かしきれないと思うんですよ。相手の手札に確定カウンターが見えたとして、ANTのようにハンデスを、SnTのようにカウンターを探しにいけません。逆に追加マナを要求するデイズやピアス等の不確定カウンターに関してはすこし気をつけるだけで突破できてしまいますし。

なによりも初手にあったときにキープ基準にならないのが痛い。例えば初手が「《垣間見る自然》《緑の太陽の頂点》《死儀礼のシャーマン》《クウィリーオン・レインジャー》《Bayou》《森》《ガイアの揺籃の地》」だったとします。緑頂点から入れば2killも目指せるハンドです。これが「《垣間見る自然》《緑の太陽の頂点》《ギタクシア派の調査》《クウィリーオン・レインジャー》《Bayou》《森》《ガイアの揺籃の地》」だったら台無しって感じです。2-3ターン目に引いてきたのを撃つには強いんですけどね。

運び屋
2014年9月12日23:56

あー、もしかしたらですがこのデッキは自然の秩序を絶対的なゴールに据えたデッキなのかもしれません。垣間見る自然は2−3ドローになればいいや程度に考えていて、オーダーでビヒモスか最悪ルーリク・サーを連れてくればいいだろうくらいの。オーダーはクリーチャーの生け贄が追加コストなのでカウンターされると2:1交換になります。それを避けるためのギタ調。垣間見る自然はドロソ兼カウンターの露払い。一般的なリストから減らされてるのが爆発力を生む遺産のドルイドとイラクサの歩哨なのはそれでかも。でもそうだったらオーダーはメイン4な気もするし、うーむ。

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索