[EDH]永遠の陽気もの、オツリーミ(500円以下構築)
2020年9月3日 EDH■はじめに
最近MtG仲間とリモート対戦しています。その中で『統率者2020をそれぞれ1つ買って改造しよう。ただし追加するカードは1枚500円以下で。』という遊びをしました。というのも友人がEDH向けのサイトを運用していることもあり、初心者向けに構築済みの改造案とか紹介動画とかできたらいいよねーとなったからです。
統率者の構築済みはそのままでも遊べるのですが、コンセプトを絞りマナ基盤を整えるだけで格段に遊びやすくなります。そこで今回は改造のサンプルになるように安価なカードでデッキを改造することとしました。500円以下と設定したのはカードゲームを始めたばかりの初心者は500円以上のカードを買うのが最初の壁だよねって認識からです。
ということで改造したデッキの紹介です。
■デッキリスト
■デッキの説明
コンセプトは変容と感染です。統率者2020はジェネラルに3つ選択肢がありますが、せっかくだから普段やらないことをやろうとオツリーミにしました。変容をどう活用しようかと調べていると感染と組み合わせるアイディアを見つけたのでこのコンセプトで組み上げることに。
それと黒緑青は強い色の組み合わせなのですが、カードが高額な物が多く、よく見るコンボは500円以下縛りで実現できないことがほとんどでした。その点、感染はパーツが安いためコンセプトをゆがめずに組めるだろうという思惑もありました。
感染クリーチャーは13枚。これがないと始まらないカード達。オツリーミが4ターン目に出ると仮定して、それまでに手札に来るカードは初手とドローで11枚。デッキに10枚以上あれば1枚は来るだろうと考えてこれくらい積んでます。
対して変容は8枚。最初はもう少し多かったのですが、オツリーミがジェネラルゾーンにいることと、手札でダブつくことを嫌ってすこし減らしました。もうちょっと減らしたいかな。ここはバランスが難しいので要調整です。変容クリーチャーは回避能力とパワーが5以上あるものを優先しました。2パンと3パンの差は大きいので。
マナ加速はランパン系を選択しました。殴りデッキのためクリーチャーのマスデスに弱く、同時にマナ基盤まで巻き添えを食うのは嫌だったのでマナクリはやめました。土地は一番安全ですしね。ただし布告系を意識するのであればマナクリでもよいと思います。ここは好みです。
あとはアドを稼ぐカードや妨害手段で埋めました。500円縛りがなくなるとここが豪華になります。《ファイレクシアの闘技場》とか入れたかったw
ここからはいくつかカードの説明など。
このデッキの感染クリーチャーで一番強いやつです。オツリーミを重ねると6/6トランプル先制攻撃プロテクション赤白感染と僕の考えた最強感染クリーチャーになれます。引けるとテンション上がります。
カードを捨てるコストでクリーチャーをアンブロッカブルにするアーティファクトです。変容カードを捨ててオツリーミをアンブロッカブルにすると捨てた変容カードを回収できてエコです。
装備してるクリーチャーが呪文の対象になると2点飛ばす装備品です。クリーチャーからダメージが飛ぶのがミソで感染クリーチャーだと毒が飛びます。変容で2点飛ばすとお得です。
上陸すると増殖します。お試し枠。後半のマナ加速がダメージ源になればいいなと入れてみました。ですが1つは毒カウンターを乗せてないといけないので機能するか半信半疑です。まだ実戦で引けてませんw
毒は10点与える必要がありますがフェイジなら1点でいい。強い。けど重い。方向性が合ってると思ったので採用しました。フェイジにトランプルや飛行付いたらおもしろくない?ただし《生ける屍》系の強制リアニメイトやブリンクには気をつけて。
■改造案
回してみて感じたのは突破力が足りないことでした。大型感染クリーチャーは安定して作れるのですが、ブロッカーが並ぶともじもじすることが多かったです。なのでトランプル以上の回避能力を付けるか、ブロッカーをどける手段が欲しいです。小型クリーチャーが邪魔なら《のたうつウンパス》や《黄金の死》、《衰滅》とかかな。500円構築同士で戦ったらマスデスがほとんど飛ばなかったのでこの辺り入れるとよさそうです。
デッキとしてまとめきれなくてあきらめましたが、オツリーミの回収能力のために墓地肥やし&墓地利用を入れてもおもしろそうです。《意外な授かり物》のように無理なく肥やせるといいですね。安定して墓地が肥やせるなら《不可思議》など埋めたいところ。
これをベースに1000円くらいのカードで強化していきたいなら《荒廃のドラゴン、スキジリクス》は入れたいです。《毒の濁流》《サイクロンの裂け目》などわきを固めるカードを強くすると対応力が上がります。
■おわりに
ということで500円以下構築の紹介でした。高額カード使わなくてもこれくらいの遊べるデッキは作れるよってことで。本当に構築済みから統率者戦をはじめる方は土地35枚マナ加速15枚にして、選んだジェネラルと噛み合ってないカードを好きなカードにするだけでもだいぶ違うと思います。
今回、縛りを設けたら普段使わない頭を使って疲れましたw あと安レアストレージを漁って昔を思い出したりとなかなか楽しかったです。いつも遊んでる方もたまにはこんな遊び方もどうでしょう?
ではでは。
最近MtG仲間とリモート対戦しています。その中で『統率者2020をそれぞれ1つ買って改造しよう。ただし追加するカードは1枚500円以下で。』という遊びをしました。というのも友人がEDH向けのサイトを運用していることもあり、初心者向けに構築済みの改造案とか紹介動画とかできたらいいよねーとなったからです。
統率者の構築済みはそのままでも遊べるのですが、コンセプトを絞りマナ基盤を整えるだけで格段に遊びやすくなります。そこで今回は改造のサンプルになるように安価なカードでデッキを改造することとしました。500円以下と設定したのはカードゲームを始めたばかりの初心者は500円以上のカードを買うのが最初の壁だよねって認識からです。
ということで改造したデッキの紹介です。
■デッキリスト
永遠の陽気もの、オツリーミ/Otrimi, the Ever-Playful (3)(黒)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — ナイトメア(Nightmare)・ビースト(Beast)
変容(1)(黒)(緑)(青)(あなたがこの呪文をこれの変容コストで唱えるなら、あなたがオーナーであり人間(Human)でないクリーチャー1体を対象とし、これをそれの上か下に置く。これらは、一番上のクリーチャーにその下にある能力すべてを加えたものに変容する。)
トランプル
このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたの墓地から変容を持つクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
6/6
1 《永遠の陽気もの、オツリーミ/Otrimi, the Ever-Playful》
1 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
1 《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》★
1 《荒廃のマンバ/Blight Mamba》★
1 《解剖妖魔/Flensermite》★
1 《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》★
1 《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder》
1 《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter》★
1 《囁く死霊/Whispering Specter》★
1 《永遠の証人/Eternal Witness》
1 《胆液の鼠/Ichor Rats》★
1 《進化の賢者/Evolution Sage》
1 《水晶壊し/Gemrazer》〇
1 《法務官の手/Hand of the Praetors》★
1 《渡る大角/Migratory Greathorn》〇
1 《獣に囁く者/Beast Whisperer》
1 《病毒のドレイク/Viral Drake》★
1 《肉食いインプ/Flesh-Eater Imp》★
1 《化膿獣/Putrefax》★
1 《叫び大口/Shriekmaw》
1 《恵みのスターリックス/Auspicious Starrix》〇
1 《永遠の頂点、ブロコス/Brokkos, Apex of Forever》〇
1 《記念品奪い/Souvenir Snatcher》〇
1 《イニストラードの魂/Soul of Innistrad》
1 《ファイレクシアの群れの王/Phyrexian Swarmlord》★
1 《精神吸い/Mindleecher》〇
1 《脊柱噛み/Spinebiter》★
1 《虐殺のワーム/Massacre Wurm》
1 《鋸牙の破砕獣/Sawtusk Demolisher》〇
1 《肉食島/Archipelagore》〇
1 《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable》
1 《巨森の蔦/Vines of Vastwood》
1 《汚れた一撃/Tainted Strike》
1 《喉首狙い/Go for the Throat》
1 《クローサの掌握/Krosan Grip》
1 《内にいる獣/Beast Within》
1 《化膿/Putrefy》
1 《嘘か真か/Fact or Fiction》
1 《岩石樹の祈り/Stonewood Invocation》
1 《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
1 《森の占術/Sylvan Scrying》
1 《遥か見/Farseek》
1 《戦利品/Spoils of Victory》
1 《明日への探索/Search for Tomorrow》
1 《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
1 《耕作/Cultivate》
1 《苦い真理/Painful Truths》
1 《ジャラドの命令/Jarad’s Orders》
1 《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit》
1 《吸心/Syphon Mind》
1 《移動経路/Migration Path》
1 《調和/Harmonize》
1 《ガラクの目覚め/In Garruk’s Wake》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《活線の鞭/Livewire Lash》
1 《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
1 《街の鍵/Key to the City》
1 《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
1 《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
1 《眷者の装飾品/Bonder’s Ornament》
1 《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary》
1 《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
1 《肥沃な大地/Fertile Ground》
1 《地下世界の人脈/Underworld Connections》
1 《堕落した良心/Corrupted Conscience》
1 《ならず者の道/Rogue’s Passage》
1 《ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow》
1 《ゼイゴスのトライオーム/Zagoth Triome》
1 《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
1 《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
1 《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
1 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
1 《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
1 《地底の大河/Underground River》
1 《森林の墓地/Woodland Cemetery》
1 《異臭の池/Fetid Pools》
1 《窪み渓谷/Sunken Hollow》
1 《統率の塔/Command Tower》
1 《茨森の滝/Thornwood Falls》
1 《華やかな宮殿/Opulent Palace》
1 《陰鬱な僻地/Dismal Backwater》
1 《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
2 《島/Island》
11 《森/Forest》
5 《沼/Swamp》
★……感染
〇……変容
■デッキの説明
コンセプトは変容と感染です。統率者2020はジェネラルに3つ選択肢がありますが、せっかくだから普段やらないことをやろうとオツリーミにしました。変容をどう活用しようかと調べていると感染と組み合わせるアイディアを見つけたのでこのコンセプトで組み上げることに。
それと黒緑青は強い色の組み合わせなのですが、カードが高額な物が多く、よく見るコンボは500円以下縛りで実現できないことがほとんどでした。その点、感染はパーツが安いためコンセプトをゆがめずに組めるだろうという思惑もありました。
感染クリーチャーは13枚。これがないと始まらないカード達。オツリーミが4ターン目に出ると仮定して、それまでに手札に来るカードは初手とドローで11枚。デッキに10枚以上あれば1枚は来るだろうと考えてこれくらい積んでます。
対して変容は8枚。最初はもう少し多かったのですが、オツリーミがジェネラルゾーンにいることと、手札でダブつくことを嫌ってすこし減らしました。もうちょっと減らしたいかな。ここはバランスが難しいので要調整です。変容クリーチャーは回避能力とパワーが5以上あるものを優先しました。2パンと3パンの差は大きいので。
マナ加速はランパン系を選択しました。殴りデッキのためクリーチャーのマスデスに弱く、同時にマナ基盤まで巻き添えを食うのは嫌だったのでマナクリはやめました。土地は一番安全ですしね。ただし布告系を意識するのであればマナクリでもよいと思います。ここは好みです。
あとはアドを稼ぐカードや妨害手段で埋めました。500円縛りがなくなるとここが豪華になります。《ファイレクシアの闘技場》とか入れたかったw
ここからはいくつかカードの説明など。
ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader (1)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie)・騎士(Knight)
先制攻撃、プロテクション(赤)、プロテクション(白)
感染(このクリーチャーは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
2/2
このデッキの感染クリーチャーで一番強いやつです。オツリーミを重ねると6/6トランプル先制攻撃プロテクション赤白感染と僕の考えた最強感染クリーチャーになれます。引けるとテンション上がります。
街の鍵/Key to the City (2)
アーティファクト
(T),カード1枚を捨てる:クリーチャーを最大1体対象とする。このターン、それはブロックされない。
街の鍵がアンタップ状態になるたび、あなたは(2)を支払ってもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
カードを捨てるコストでクリーチャーをアンブロッカブルにするアーティファクトです。変容カードを捨ててオツリーミをアンブロッカブルにすると捨てた変容カードを回収できてエコです。
活線の鞭/Livewire Lash (2)
アーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+0の修整を受けるとともに「このクリーチャーが呪文1つの対象になるたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。このクリーチャーはそれに2点のダメージを与える。」を持つ。
装備(2)
装備してるクリーチャーが呪文の対象になると2点飛ばす装備品です。クリーチャーからダメージが飛ぶのがミソで感染クリーチャーだと毒が飛びます。変容で2点飛ばすとお得です。
進化の賢者/Evolution Sage (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf)・ドルイド(Druid)
土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、増殖を行う。(望む数のパーマネントやプレイヤーを選び、その後すでにそこにあるカウンター1種類につき、そのカウンターをもう1個与える。)
3/2
上陸すると増殖します。お試し枠。後半のマナ加速がダメージ源になればいいなと入れてみました。ですが1つは毒カウンターを乗せてないといけないので機能するか半信半疑です。まだ実戦で引けてませんw
触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable (3)(黒)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)・ミニオン(Minion)
触れられざる者フェイジが戦場に出たとき、あなたがそれを自分の手札から唱えたのでない場合、あなたはゲームに敗北する。
触れられざる者フェイジがクリーチャーに戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーを破壊する。それは再生できない。
触れられざる者フェイジがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはゲームに敗北する。
4/4
毒は10点与える必要がありますがフェイジなら1点でいい。強い。けど重い。方向性が合ってると思ったので採用しました。フェイジにトランプルや飛行付いたらおもしろくない?ただし《生ける屍》系の強制リアニメイトやブリンクには気をつけて。
■改造案
回してみて感じたのは突破力が足りないことでした。大型感染クリーチャーは安定して作れるのですが、ブロッカーが並ぶともじもじすることが多かったです。なのでトランプル以上の回避能力を付けるか、ブロッカーをどける手段が欲しいです。小型クリーチャーが邪魔なら《のたうつウンパス》や《黄金の死》、《衰滅》とかかな。500円構築同士で戦ったらマスデスがほとんど飛ばなかったのでこの辺り入れるとよさそうです。
デッキとしてまとめきれなくてあきらめましたが、オツリーミの回収能力のために墓地肥やし&墓地利用を入れてもおもしろそうです。《意外な授かり物》のように無理なく肥やせるといいですね。安定して墓地が肥やせるなら《不可思議》など埋めたいところ。
これをベースに1000円くらいのカードで強化していきたいなら《荒廃のドラゴン、スキジリクス》は入れたいです。《毒の濁流》《サイクロンの裂け目》などわきを固めるカードを強くすると対応力が上がります。
■おわりに
ということで500円以下構築の紹介でした。高額カード使わなくてもこれくらいの遊べるデッキは作れるよってことで。本当に構築済みから統率者戦をはじめる方は土地35枚マナ加速15枚にして、選んだジェネラルと噛み合ってないカードを好きなカードにするだけでもだいぶ違うと思います。
今回、縛りを設けたら普段使わない頭を使って疲れましたw あと安レアストレージを漁って昔を思い出したりとなかなか楽しかったです。いつも遊んでる方もたまにはこんな遊び方もどうでしょう?
ではでは。
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